民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-054-0153)

対象分野 農業
対象分野詳細 加工・流通・輸出振興
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 インド
対象地域(州・県名) 北東部
対象国・地域の現状 竹は様々な気候や土壌で育ち、成長が早く、広範囲に分布し、多用途、低価格であり、貧困層でもアクセスしやすい。木材の需要が高まっているインドでは、竹が木材の代替品として利用されているが、既存の竹産業において以下三つの問題点がある。@技術レベルがあまり高くなく、製品の品質が低いため市場で売れる商品となっていないA竹の輸送コストが高いB竹の利活用が進んでいない。
 一方、日印政府レベルでは、2018年10月第2回アクト・イースト・フォーラムにて、「日本・インド北東部竹イニシアティブ」の採択が決定された。
 上記の背景から、インド北東部の経済発展と農民の生計向上を目的とした、竹バリューチェーンの強化が求められている。
解決すべき課題 竹産業の発展の遅れ(それに伴う農村地域の貧困)
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 竹の食品加工技術、竹の木材加工技術(竹炭、竹の繊維利用等)
市場規模
関連する公的機関 National Bamboo Mission (https://www.nbm.nic.in/)
関連するJICAの方針 JICAは住民参加型による持続可能な森林資源管理及び森林資源に依存する貧困層の生計向上と安定化を目指し、1991年以降、29件の円借款事業、2件の技術協力を実施してきた。事業の中で、インド北東部を中心とした竹資源に豊富な州を対象とし、竹の生育管理、竹を利用した工芸品等の製作も支援している。インド・日本政府間で開催されているアクト・イーストフォーラム(インド北東部への協力)で合意した竹分野への協力を念頭に、今後竹資源の利活用を促進する支援を検討していく方針である。
関連するODAプログラム・プロジェクト
留意点
リスク
備考
参考動画

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