民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 10-506-0295)

対象分野 防災・災害対策
対象分野詳細 気象災害等(洪水、土砂災害、台風、高潮、海岸侵食等)
SDGsゴール 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 エチオピア
対象地域(州・県名) 地すべり発生地帯(アムハラ州アバイ渓谷、オロミア州ジンマ周辺等)
対象国・地域の現状 内陸国であるエチオピアの物流は陸上輸送に依存しているが、無償資金協力により整備された国道3号線上のアバイ渓谷区間を含め、エチオピアは地質的問題を有している土地が多数あり、雨季に地すべり、斜面崩壊、落石等が頻発し円滑な交通を妨げ経済開発の障害となっている。
解決すべき課題 エチオピア道路公社には十分な予算・技術がないため、大規模な抑止工等の実施が困難である。そのため、比較的安価で施工が容易、かつ防災効果の高い製品が求められている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 雨季(6-9月)に発生する地すべり・表層崩落対策 (適切な対策工、落石・崩壊土砂防護柵、ネット等)
市場規模
関連する公的機関 エチオピア道路公社:Ethiopian Roads Authority (ERA)
関連するJICAの方針 アセットマネジメント
関連するODAプログラム・プロジェクト 【運輸交通・都市化対策プログラム】
無償資金協力「第3次幹線道路改修計画(~2009)」ERA
開発調査「アバイ渓谷地すべり対策調査プロジェクト(~2012)」エチオピア地質調査研究所(GSE)、ERA https://www.jica.go.jp/oda/project/0903813/index.html 
技術協力「地すべり対策工能力強化プロジェクト(~2016)」ERA
https://www.jica.go.jp/oda/project/1001755/index.html 
無償資金協力「アバイ渓谷ゴハチオン‐デジェン幹線道路機材整備計画(~2011)」ERA
個別専門家「地すべり対策管理アドバイザー(~2014)GSE
留意点
リスク
備考 ERAは連邦道路(日本でいう国道)の道路管理者。上記開発調査にて、アバイ渓谷の地すべり調査、モニタリング、解析が行われており、技プロにて「地すべり対策工ガイドライン」が作成され、発生時の緊急対応や蛇篭による補強、水平ボーリング等の対策工に関する能力強化支援が実施された。また無償資金協力により必要な重機等が供与されている。
参考動画

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