民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-006-0075)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 汚水・廃水処理(下水処理、浄化槽、トイレ、公共水域の水質改善等)
SDGsゴール 6. 安全な水とトイレを世界中に
対象国 インドネシア
対象地域(州・県名) 西ジャワ州(特にチタルム川流域)
対象国・地域の現状 インドネシア首都ジャカルタの主要な水源であるチタルム川は、廃棄物投棄や生活・産業排水による環境悪化が問題となっており、NGO 等に世界一汚い川と評されるほどである。
解決すべき課題 チタルム川流域における廃棄物投棄に対しては、インドネシア国関係省庁の主導による清掃活動により、一定の効果が確認されている。生活排水に対しても、チタルム川流域における下水道整備に係るロードマップが策定され検討が進んでいる。
一方、産業排水については、特にチタルム川上流における繊維産業排水の処理が課題となっており、適切な処理能力を有する排水処理施設の導入を含む汚染源対策が求められている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 主に繊維産業を対象とした産業排水の処理技術・設備
工業排水・河川水の監視/モニタリング技術・設備
市場規模
関連する公的機関 環境林業省(The Ministry of Environmental and Forestry of the Republic of
Indonesia):排水規制を含む環境行政を所掌
海事調整大臣府(Coordinating Minister for Maritime Affairs of the Republic of
Indonesia):チタルム川の環境改善に係る全体調整
西ジャワ州(West Java Province):チタルム川の環境改善に係る実施主体
関連するJICAの方針 対インドネシア共和国 国別開発協力方針
重点分野2 均衡ある発展を通じた安全で公正な社会の実現に向けた支援
開発課題2−1 生活の質の向上に向けた地方の開発支援
関連するODAプログラム・プロジェクト 環境政策アドバイザー(専門家派遣)
バンドン市における持続可能な資源循環型社会の構築に向けた廃棄物管理支援プロジェクト(草の根技術協力)
再生水利用・産業排水処理の促進に向けた自動再生式活性炭排水処理技術普及・実証事業(中小企業海外展開支援事業)
リモート型省メンテナンス式水質監視システムの導入に向けた案件化調査(中小企業海外展開支援事業)
留意点 類似事業として環境省による平成30年度アジア水環境改善モデル事業(案件名:インドネシア国チタルム川流域の繊維工場排水を対象とした排水処理技術(ABR+DHS)実証事業)があり、重複が無いように留意が必要。
リスク
備考
参考動画

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