民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-012-0136)

対象分野 農業
対象分野詳細 サービス(普及・研究・金融・生産資材)、稲作・その他穀物、根茎作物、園芸作物(野菜、果樹、花卉)、工芸作物、農業機械(灌漑用ポンプ、ドローン等含む)、加工・流通・輸出振興、農村インフラ整備、水産、畜産・家畜衛生、農村生活改善(健康食品等による栄養改善含む)
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
対象国 フィリピン
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 全人口のおよそ25%が従事している農業分野の生産性は依然として低く、都市と農村の格差も激しい。若年層の農業離れは顕著で、農業従事者の高齢化も課題である。農業生産性の低さと流通システムの脆弱さ等が、安い輸入農産物の流入を招き、国内の生産者の立場をますます弱くしている。ポストハーベストロスを抑え加工・流通・販売等のプロセスにおいて付加価値を与えるバリューチェーンの構築に課題がある。
都市部では、中間所得層の人口が増えつつあり、安全や栄養価など付加価値の高い食料に対するニーズも高まりつつあるが、これらの消費者を満足させられる生産物に乏しい。こうしたギャップを改善し、生産者と消費者を共に満足させるイノベーションが求められている。
また、コロナ禍でより顕著になった上記課題に対し、フィリピン政府は食料安全保障の強化の政策を掲げている。
解決すべき課題 ・機械化の遅れや農業インフラ整備不足による低い農業生産性および低い農民所得
・高付加価値農業への転換の遅れ
・ポストハーベストロスを抑え加工・流通・販売等のプロセスにおいて付加価値を与えるバリューチェーンの構築
・農家の信用力や不十分な担保による限定的なローン等金融商品へのアクセス
活用が想定される製品・技術・ノウハウ コロナ禍およびコロナ後における農業・食料生産のレジリエンス向上および流通の安定化に寄与する下記の製品・技術・ノウハウ等
・安定的な農業生産と食料自給率向上に資する農業機械化、施設園芸、都市型農業
・農産物の高付加価値化技術(加工、生産管理、品質管理)
・サプライチェーンの再構築・流通システムの効率化(コールドチェーン含む)、流通管理、オンラインマーケット
・農業従事者の金融アクセスの改善
・上記課題の解決に寄与するアグリテック・DX
市場規模
関連する公的機関 農業省(Department of Agriculture/DA)
貿易産業省(Department of Trade and Industry/DTI)
地方自治体(LGU)等
関連するJICAの方針 生産者の収入向上及び食料安全保障の強化に向けて、バリューチェーン全体の改善(農業生産性の向上、農産物高付加価値化の促進および流通システムの改善等)のため、営農支援・能力強化など、ソフト・ハード両面での協力を継続的に検討していく。
関連するODAプログラム・プロジェクト ・アグリビジネス振興・平和構築・経済成長促進事業 (円借款):実施中
・安全野菜生産販売技術改善プロジェクト(草の根技協):終了
・全国産業クラスター能力向上プロジェクト (技プロ):終了
・園芸作物におけるフードバリューチェーン改善プロジェクト(技プロ):立ち上げ中
留意点
リスク
備考 上述した「解決すべき課題」や「活用が想定される製品・技術・ノウハウ」のみに限らず、広く農業分野全般の発展に寄与する事業内容に期待。
現在、フィリピン農業省と、園芸作物におけるフードバリューチェーン改善に係る技術協力プロジェクトの立ち上げに向けて協議中。
参考動画 [VR360度]フィリピンの農産物のフードバリューチェーンの課題(2分38秒)

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