民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-475-0175)

対象分野 農業
対象分野詳細 稲作・その他穀物、根茎作物
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 チュニジア
対象地域(州・県名) チュニジア全土
対象国・地域の現状 チュニジアにおいてはオリーブの生産が主要産業の1つとなっており、世界のオリーブ栽培可能面積の20%程度を同国が占める。オリーブ産業には女性を含む農村部の労働者が多く従事しており、貧困削減・雇用創出による格差是正の観点からも重要な産業である。また、チュニジア産オリーブはポリフェノール値が高い等の効用に優れており、付加価値製品化の潜在性は高い。その他、ローズマリー等の乾燥地域植物由来のエッセンシャルオイル等、健康・美容商品開発のポテンシャルのあるも植生している。
解決すべき課題 生産性の低さ(栽培可能面積に比して、単位面積当たりの収量は約0.1t/haであり、スペインなどの1/6に留まる)、オリーブオイル抽出時に発生する搾りかすの扱い(廃棄による環境負荷、未活用資源) 等
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 成長促進剤、オリーブやハーブ等の植生物、オリーブ搾りかす等の付加価値付与・有効利用・処理ノウハウ
市場規模
関連する公的機関 チュニジア農業・水資源・漁業省 等
関連するJICAの方針 技術協力・SATREPSを通じてこれまでオリーブ含む農産物の付加価値向上等に取り組んできており、今後は関連する協力の可能性に加えて、民間連携事業の促進、協力隊事業を通じた協力の実施も検討する。
関連するODAプログラム・プロジェクト SATREPS「乾燥地生物資源の機能解析と有効利用」、「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」
留意点 チュニジアの南部の土壌は塩分やフッ素の濃度が高いとされており、特殊な土壌環境である。
リスク
備考
参考動画

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