対象分野 | エネルギー |
対象分野詳細 | 資源・エネルギー |
SDGsゴール | 16. 平和と公正をすべての人に |
対象国 | ウガンダ、ザンビア |
対象地域(州・県名) | ウガンダ国 難民受入県(全12県) ザンビア国 元難民再定住地設置自治体(カオマ郡、カルンビラ郡) |
対象国・地域の現状 |
難民が他国から避難してきた後、人道支援物資として、生活に必要な非食糧物資に加えて、定期的に食糧が配給されるが、配給あるいは購入する食糧は生の穀物であるため、難民は調理する必要があり、薪や炭が主燃料として使用される。 流入している難民数は膨大で且つ滞在期間が長期化しているため、調理用であっても樹木等の自然資源が大量に収集される。自然資源が減少するだけではなく、自然資源減少に伴う受入地域住民からの不満、それに端を発する衝突等は、難民が受け入れられ続ける上で疎外要因と成り得る。また、燃料収集の主な担い手である難民の女・子供が接するリスク(時間がかかる、収集の途上でハラスメントや暴行にあう可能性)も課題となっている。 自然資源減少や衝突等を緩和するためにも、現地で利用可能な天然の材料(灰、枯葉等)から燃料を作る努力は一定程度なされているが、これらの燃料よりも、薪や木材伐採してつくった炭が好まれ、圧倒的多数として利用されている状況である。 上記のような燃料づくり、また健康に被害を出さない燃料効率のよい改良型竈は援助機関等により一部導入されているが、多くのケースで、安定した品質のものを大量に作成できておらず、抜本的な解決に至っていない。 |
解決すべき課題 |
・自然資源の減少を緩和ならしめる、難民が現地の自然素材を利用して作成可能な、調理用エネルギー源の作成機器の導入 ・自然資源の減少を緩和ならしめる、難民がアクセス可能な調理用エネルギー源の導入 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・竈用燃料(居住地で無料で入手できる材料(灰、落ち葉等)を利用し、容易かつ大規模に生産可能な燃料制作機、その技術) ・必要燃料が少ない調理機器 ・薪や炭にかわる燃料(自然エネルギー、天然エネルギー)、それらを利用した調理器具 |
市場規模 | 不明 |
関連する公的機関 |
ウガンダ国 首相府、地方自治省、水環境省、森林庁 ザンビア国 副大統領府、地方自治省 |
関連するJICAの方針 |
ウガンダ国 重点分野(北部地域の社会的安定):難民・ホストコミュニティ支援プログラム、北部地域支援プログラム ザンビア国 重点分野:その他 |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
ウガンダ国 「西ナイル・難民受入地域レジリエンス強化プロジェクト」「難民支援アドバイザー」「西ナイル・難民受入地域レジリエンス強化のための現状及びニーズに係る情報収集・確認調査」 ザンビア国 「元難民現地統合支援アドバイザー」「元難民の現地統合支援プロジェクト」、日本政府の補正予算事業でUNDPが環境にやさしい「クッキングストーブ」を供与。 |
留意点 | ・難民居住地に暮らす人々が継続して利用可能な、エコかつ低価格、維持管理や操作が容易なものが望ましい。 |
リスク | |
備考 | |
参考動画 |
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