民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-506-0270)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
対象国 エチオピア
対象地域(州・県名) アディスアベバ市
対象国・地域の現状 エチオピア政府は社会開発の中で教育に最も多くの予算を投入しており、1997年より累次の「教育セクター開発プログラム」を策定・実施、これにより初等教育へのアクセスは粗就学率ベースで97/98年の約42%から14/15年にはほぼ100%まで向上している。一方、依然として残る貧困問題の中核に食料アクセスの脆弱性があり、人々の生命と生活を脅かす大きな問題となっている。都市部の急速な人口増加は、高い失業率と物価高騰、住宅の不足等の深刻な問題を引き起こしており、食糧を入手できずに物乞いに頼る者もいる。こどもの貧血・亜鉛欠乏症においては、WHO/UNICEFが定める基準によると公衆衛生上深刻なレベルにあるとされている。
解決すべき課題 特に都市部において栄養不足の子供が多数存在している現状の解決策の一つとして学校給食が挙げられると考える。給食を提供することで学校に通う子供たちが増え、彼らの栄養状態の改善が図られる。子供たちの通学率が増加することは教育水準の向上にも寄与するものと考える。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 学校給食サービス
市場規模
関連する公的機関 連邦保健省(Ministry of Health)、連邦教育省(Ministry of Education)
アディスアベバ市保健局・教育局、Office of the First Lady(首相夫人局;アディスアベバ市5万人の公立学校児童への学校給食提供を計画中)
関連するJICAの方針 ユニバーサルヘルスカバレッジの普及を念頭に置きつつ、持続的な経済成長に資する人材育成のため、@保健分野における人材育成、A医療・保健インフラ整備を支援し、保健・医療サービスの質向上により誰も取り残されないユニバーサルヘルスカバレッジを目指す。
関連するODAプログラム・プロジェクト 産業人材育成プログラムのうち基礎教育の質向上の方策として技プロ「科学技術のための算数・数学理解プロジェクト」、個別専門家「理数科教育アドバイザー」の派遣等を実施。また中等教育へのアクセス改善方策として無償資金協力で中学校建設等を実施しているが、学校給食に関する支援は実績・計画ともになし
留意点
リスク
備考 本件問い合わせ先:JICAエチオピア事務所
(代表メール) et_oso_rep@jica.go.jp 
(代表電話)  +(251)-11-5504755
参考動画

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