対象分野 | インフラ整備・運輸交通 |
対象分野詳細 | 都市・地域開発 |
SDGsゴール |
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを |
対象国 | メキシコ |
対象地域(州・県名) | メキシコ市 |
対象国・地域の現状 |
国連の推計によると、メキシコシティ都市圏は約2,158万人(2018年)の過密人口を抱えており、メキシコ市は慢性的な交通渋滞に悩まされいる。2019年のTomTom調査では、同市における交通状況に関し、渋滞がない状態と比べて52%余分に時間を要するとされており(空いていれば30分で行けるところを46分近くかかる計算)、この渋滞レベルは世界57か国416都市中ワースト13位となっている。同市の朝晩ピーク時の渋滞レベルはそれぞれ78%、86%であった。 また、通常時と比較し、渋滞を起因としてピーク通勤時に強いられる余計な時間消費量を分析しているINRIX調査があるが、2019年の調査結果によれば、メキシコ市の人々は、交通渋滞に巻き込まれてピークの時間帯に年間平均158時間も失っていることが判明した。これは、43か国約1,000都市の交通データを基に実施された同調査において、ワースト6位であった。 |
解決すべき課題 | メキシコ市は、対策として地下鉄やメトロバス(BRT)等の公共交通機関、シェア自転車等の代替交通手段の拡充を図っているが、慢性的な交通渋滞に対し大きな成果は表れておらず、同市の交通渋滞緩和に資する技術・製品の導入が必要とされている。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・高度交通信号制御システム ・交通情報収集・提供システム ・交通渋滞を緩和する技術・製品 |
市場規模 | |
関連する公的機関 | メキシコ市交通省(Secretaría de Movilidad)、メキシコ運輸研究所(Instituto Mexicano del Transporte) 等 |
関連するJICAの方針 | 対メキシコの開発協力方針に、「日系企業の進出は、互恵的な二国間経済関係を強化するとともに、メキシコ及び中南米地域全体の経済社会発展にも貢献するため、日系企業の海外展開につながる官民連携型の支援にも積極的に取り組む」と定められており、同方針と合致する。 |
関連するODAプログラム・プロジェクト | |
留意点 | |
リスク | |
備考 |
参考資料: ・『質の高いインフラ導入に係る情報収集・確認調査(2018年)』 https://openjicareport.jica.go.jp/614/614/614_600_12303186.html ・TomTom Traffic Index 2019:https://www.tomtom.com/en_gb/traffic-index/ ・INRIX: https://inrix.com/scorecard/ |
参考動画 |
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