対象分野 | 保健医療 |
対象分野詳細 | 保健医療 |
SDGsゴール | 3. すべての人に健康と福祉を |
対象国 | ケニア |
対象地域(州・県名) | |
対象国・地域の現状 |
ケニアにおける死因の上位は未だHIV/AIDS、マラリア、結核などの感染症が占めるが、近年感染症による死者数は減少し、非感染性疾患(NCDs: Non-Communicable Diseases)による死者数が増加している。 2016年の死因トップは肺炎(11%)、マラリア(8%)、がん(8%)、HIV/AIDS(5%)、貧血(4%)、心臓疾患(3%)であり、2018年の癌による死者数は32,987件で、2008年の22,115件から約50%増となった(出典:KNBS)。がん患者はステージWなどの末期になって初めて診断されることが多く、既に手遅れであることが多い。そのため、予防(食事・運動・喫煙などの生活習慣の改善)や早期発見のための検診の重要性が認識されつつあるものの、まだ普及するには至っていない。 また、成人(20-79歳)における糖尿病の罹患者の割合は2.2%(約55万人)に上る(出典:IDF 2019)。特にナイロビなどの都市部においては生活習慣の変化に伴い、生活習慣病も近年増加しており、健康に対する意識が高まって来ている。 |
解決すべき課題 |
・予防医療や定期健康診断・検診の普及 ・非感染症疾患を検査(検診)・治療する施設・機器の整備 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・簡易な検査機器・手法(健康診断サービス、糖尿病など慢性疾患のモニタリング機器など) ・非感染症疾患の診断・治療に必要な機器・消耗品(癌のPET検査機器、透析監視装置、ダイアライザー、カテーテルなど) ・高度画像診断機器 |
市場規模 | |
関連する公的機関 |
Ministry of Health (MoH) National Hospital Insurance Fund (NHIF) |
関連するJICAの方針 |
国別開発協力方針「重点分野(4) ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」 保健サービスにおける不平等の是正や、保健行政を実質的に担う郡政府による保健予算の確保や計画的な支出、更には、質の高い保健サービスの提供のため、地方分権下におけるUHCの実現に向けた協力を展開する。 |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
個別専門家「保健円借款案件形成・保健財政協力専門家」 円借款「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成のための保健セクター政策借款(フェーズ2)」 |
留意点 | |
リスク | |
備考 | JICA事業の中で医療行為を実施するには、所定の条件を満たす必要がありますので、JICA事業への提案を検討される場合はその点ご留意ください(詳細は募集要項をご参照ください)。 |
参考動画 |
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