民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-021-0259)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 4. 質の高い教育をみんなに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 カンボジア
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 ●小学校の就学率は90%を超えているが、下記課題により留年や退学者が多い。算数・識字の学習成果もASEAN平均に届いていない(最低限度の識字能力を達成した生徒は8%、算数能力は10%)が、他教科に対応可能な教員も不足。
・教員の質・量…知識不十分、一方向的授業。数・質に地方間格差あり。
・教材の質…言葉による説明の多い教科書(理解を促進する図表等がない)。学校図書不足
・学習時間…公立学校は二部制(午前/午後)、授業時間が不十分。
・学校運営の質…教員の未出勤・遅刻により時間割通りに授業が実施されない。学校行事なし
・アセスメントの質…学習成果比較、達成指標の設定、評価のフィードバックなし
●就学率は幼稚園40%台、中学校50%台、高校20%台。上記と同様の課題あり。
●修士号を取得/研究活動を実施できる高等教育機関不足により外国留学希望者もいるが、要職にある人ほど難しい。
●携帯電話は広まっているが、地方においてインターネット環境・PCが未整備
解決すべき課題 ・教授の質の向上
・教材の質の向上・多様化
・子どもの学習時間の確保(特に公立学校の児童・生徒)
・学校運営の質の向上
・アセスメントの質の向上
・修士号を取得/質の高い研究活動を実施できる高等教育機会の提供・充実
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・学習意欲を高める教材の開発(SNSやアプリ活用、教員/言語を介さない教材等)
・学習教材の充実化/図書貸与システムの構築
・実験用簡易キットや算数セットの開発・普及
・教員同士のOnline授業研究(Online授業・動画の共有システム)
・生徒の出欠や学習達成度を管理・比較するアプリ・システム
・教員向けOnline教育システム
・安価で栄養のある学校給食供給システム
・中退者向けOnline学習ツールの提供
・カンボジアで修士号や研究指導を取得できる教育機会の提供(Onlineでの学位取得等)
市場規模
関連する公的機関 Ministry of Eucation, Youth and Sport(教育青年スポーツ省)
関連するJICAの方針 本課題は重点分野「産業振興支援」における産業人材の育成に資するもの。
関連するODAプログラム・プロジェクト JICAは4年制教員養成大学の設立、カンボジア工科大学の研究能力強化を支援中。
留意点
リスク
備考
参考動画

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