民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-051-0264)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 4. 質の高い教育をみんなに
対象国 バングラデシュ
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 初等教育の純就学率は84.6%(2005年)から97.85%(2019年)まで改善している。一方で第5学年までの初等教育修了率は52.8%(2005年)から81.4%(2019年)と改善が見られるものの(MDGの目標であった)100%には遠い(いずれの統計も2019年、バングラデシュ政府による)。
また、5年生を対象とした全国学力調査では、当該学年で身につけておくべき水準の学力を有する児童が、算数では25%、国語(ベンガル語)では45%(いずれも2015年、バングラデシュ政府)に留まるなど、学習到達度をはじめとする質的側面に関しては依然として多くの課題が残されている。このような現状を踏まえ、バングラデシュ政府が実施する初等教育開発プログラム(PEDP)においても、教育の質の向上が重点課題の一つとなっている。
加えて、コロナの感染拡大措置のため学校の閉鎖が続いており、子ども達の学びの継続は危機的状況と言える。政府主導で各ドナーの支援も受けながら、遠隔での教育支援が進められているが、家庭間の経済格差、文化、障害の有無等による、遠隔でも教育にアクセスできる層とそうでない層との一層の教育格差の広がりも懸念されている。
解決すべき課題 上に同じ
活用が想定される製品・技術・ノウハウ バングラデシュの教育セクターではNGOなどの多様なアクターが教育機会の提供を行っている現状を踏まえ、教育の質の改善や、産業界(企業など)が求める分野(IT及び日本語教育など)でのノンフォーマル教育などの事業展開。
今後のIT教育・プログラミング教育等の促進のための効果的学習プログラムや遠隔学習技術導入に期待。
市場規模
関連する公的機関 初等・大衆教育省(Ministry of Primary and Mass Education)・・・就学前・初等教育
関連するJICAの方針 国別開発協力方針・事業展開計画参照
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kuni_enjyo_kakkoku.html
関連するODAプログラム・プロジェクト ・第四次初等教育開発計画
・小学校理数科教育強化計画フェーズ3
・教育アドバイザー、他
留意点
リスク
備考
参考動画

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