民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 03-239-0056)

対象分野 廃棄物管理
対象分野詳細 収集・運搬、中間処理(3R、焼却、コンポスト化、分別等を含む)、最終処分場管理等
SDGsゴール 11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
15. 陸の豊かさも守ろう
対象国 ホンジュラス
対象地域(州・県名) 全土
対象国・地域の現状 ホンジュラスでは、都市部や市街地では、廃棄物は収集後に最終処分場へ運搬・処理されているが、農村部では収集システムや最終処分場自体が整備されていない地域も多い。近年ではペットボトルゴミの増加が目立つが、かさばること、分解しないことから埋め立てには不向きであり、処分スペースを圧迫する原因となっている。また、都市部や市街地では、ペットボトルの一部は買取り業者が分別収集してリサイクル資源として国外に輸出されているが、運搬コストの割に合わないため、農村部で収集が行われることは稀である。
解決すべき課題 小規模リサイクル拠点の分散設置と運搬コストの低減による、ペットボトルの分別収集・資源化の都市部以外での実施。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ペットボトルの資源化、再製品化技術
小規模かつ安価なペット破砕機(ペットフレーク製造)
市場規模 ホンジュラス国内にペットフレーク及びペレットの買い取り業者はなく、海外に輸出している。
関連する公的機関 環境省
関連するJICAの方針 持続的森林管理とそれを通じた気候変動対策
持続的な自然資源利用によるレジリエンス強化・生計向上(砂漠化対処等)
保護区及びバッファーゾーン管理を通じた生物多様性保全
関連するODAプログラム・プロジェクト プログラム:気候変動リスクの緩和プログラム
プロジェクト:ラ・ウニオン生物回廊プロジェクト(実施中)、第三国専門家「市連合会廃棄物管理能力強化」(2016〜2019)
留意点 現地調査にあたっては治安状況を確認し、安全対策には最大限の注意を払う。JICAホンジュラス事務所では安全対策マニュアルを用意しており、安全情報の提供が可能。
リスク 投資リスク(事務所設立や企業登録に係るコスト、および税金や労働規則を十分に調査)、パートナーリスク(パートナー企業の財政能力を確認、技術レベルによっては技術指導やマニュアル作りの支援が必要)、治安リスク(対象地区での治安状況によっては、製品の盗難防止対策を導入)
備考
参考動画

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