民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-551-0364)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 4. 質の高い教育をみんなに
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 ザンビア
対象地域(州・県名) ザンビアルサカ市
対象国・地域の現状 ・ザンビア教育セクターは初等教育、中等教育の総就学率がそれぞれ102.4%、45.8%(2018年)とアクセスは改善されているが教育の質に問題を抱えている。2018年に15歳の児童を対象に実施された学習到達度調査(PISA-D)において、最低限必要な知識レベルを習得している児童は、算数で2.3%、理科5.8%と(OECD諸国の平均は約80%)であり、基礎的な学力が習得できていない。
・周辺国との比較でも、東南部アフリカ地域学力比較調査(2007年)によれば、6年生の算数で参加14カ国中最下位と学力は低く、9割以上の学生が基礎的な学力レベル以下に留まっているなど、理数科教育の質の向上が課題。
・豊富な天然資源に付加価値を付けて新たな産業や雇用を創出できる人材を育成することが課題であるが、同観点からもSTEM(科学、技術、工学、数学)教育の重要性が増している。
解決すべき課題 上記「対象国・地域の現状」に記載のとおり。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・e-learningコンテンツの開発・普及(幼児教育、初等中等教育)
・校務運営システムや学習管理システム(Learning Management System)の開発・普及
・教具・教材(各種学習教材、科学実験キット、知育玩具など)
市場規模 初中等学校(全国) 420万人(2018年)
関連する公的機関 教育省(Ministry of General Education)
国立科学センター(National Science Center:NSC)
関連するJICAの方針 JICAは教育・人材育成分野については、「平和と成長のための学びの戦略」の下、子どもの学びの改善のために理数科教育の質の向上等に対する支援を行う方針(対ザンビア国国別開発協力方針及び事業展開計画も参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kuni_enjyo_kakkoku.html)。
関連するODAプログラム・プロジェクト 「教員養成校と学校現場との連携による教育の質改善プロジェクト」(技プロ)、「SMASEアフリカにおける理数科教授法強化」(第三国研修)、「STEM教育強化計画」(無償資金協力、現在案件形成中)
留意点 ・NSCはザンビアだけではなく、南部アフリカ地域のSTEM教育のハブを目指しておりアフリカ各国向けの第三国研修を実施中。当地で導入・活用した教材や資機材は同枠組みを活用して他のアフリカ諸国への展開に繋がる可能性あり。
リスク
備考
参考動画

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