民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-763-0274)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 4. 質の高い教育をみんなに
対象国 ウズベキスタン
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 ウズベキスタン政府は、教育改革を国家戦略上の重要な取組と定めており、ここ数年の間に初等中等教育制度を再構築するなど、具体的な改革を矢継ぎ早に実行してきた。旧ソ連時代の初等教育の浸透により教育の普及率や識字率は極めて高いものの、技術者の育成に欠かせない理数科教育などを中心に、教育の質の改善が求められる状況にある。また中間層では教育への投資も増えつつあり、海外の教育機関による私立学校の設立や資格試験の実施、民間塾の活動も広がりつつある。
解決すべき課題 しかし、このような急速な政策の変化に対し、学校・民間塾等における運営体制、カリキュラムや教材の開発、教員養成等の制度構築が十分に整っていない。上記の問題を解決するため、政府はICT等を活用して、授業の質の改善と効率的な学校運営を目指している。具体的には、校務運営のデジタル化、教育のデジタル化、理数科教育の推進、全国学力テストの導入、教員評価制度改革などが期待されている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・校務運営システムや学習管理システム(Learning Management System)の開発・普及
・e-learningコンテンツの開発・普及(幼児教育、初等中等教育、専門教育・職業訓練、高等教育、IELTSなど各種資格試験対策)
・教具・教材(各種学習教材、科学実験キット、知育玩具、育児雑誌など)
市場規模 ・人口約3300万人(中央アジア5か国計約7300万人、2018年)
・児童数(就学前教育69万人、初等中等学校492万人、職業訓練校136万人、高等教育27万、体育・芸術ほか専門教育83万人,
2018年)
関連する公的機関 国民教育省、就学前教育省、高等中等専門教育省(具体的な要請としてブハラ大学など)
関連するJICAの方針 JICAは教育分野において、インクルーシブ教育の推進を図っているほか、高等教育省傘下のイノベーションセンターに対して、技術革新推進のための研究能力の強化のプロジェクトを実施し、経済開発の推進を目指している。
関連するODAプログラム・プロジェクト ・地方学校教員の能力向上及び教育格差是正向け学習管理システム(LMS)に係る 普及・実証・ビジネス化事業(中小企業連携型)
・その他、特別支援教育/インクルーシブ教育改善のための国別研修実施予定。
留意点
リスク
備考
参考動画

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