民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-539-0099)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 水供給・上水道(水源開発、浄水処理、無収水対策、配水管理、水質検査、顧客管理等)
SDGsゴール 6. 安全な水とトイレを世界中に
対象国 南アフリカ共和国
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 南アフリカは恒常的な水不足の問題を抱える国であり、給水施設の維持管理やサービス等の能力強化は、同国の安全・安定的な給水サービスの基礎 構築や社会・経済発展にかかる国家的な課題となっている。他方、近年では水道施設の老朽化や維持管理の問題等により、全国平均の無収水率は3割を超え、特に中小規模の地方自治体でこの問題が顕著である。地方自治体や水道事業体職員の技術向上と人材育成、関連インフラやシステムの整備は国家的な課題となっている。
解決すべき課題 南アフリカの多くの水道事業体では水道配水量管理の改善が重要な課題となっており、システマチックで持続可能な管理体制の構築が期待されている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 配水管理の視覚化・最適化を実現するため、デジタル化の第一歩を担う使いやすい流量・水圧計測データの収集装置が必要と考えられる。計測データ収集装置は自治体職員が自身で簡単に取り扱いができるもの(最も簡易なレベルでのリアルタイム流量計測・水圧計測データの取得と事務所パソコンでの視覚化、無線通信が望ましい)、かつ管理すべきエリア及びメータの増大にも対処でき、将来導入が想定される大規模SCADAシステムにも接続が可能なものが求められる。(既存でも大規模向けのシステムは存在しているが、有効に活用できているのは少数の大規模自治体のみである)
市場規模
関連する公的機関 水・衛生省(Department of Water and Sanitation:DWS)、各州水衛生省事務所(Provincial-DWS)、南アフリカ地方自治協会(South African Local Government Association: SALGA)、水道公社(Water Board)、各自治体(Municipality)
関連するJICAの方針 課題別指針: 水資源
JICAの水資源分野の協力方針: 〜水供給・衛生・水資源管理〜
関連するODAプログラム・プロジェクト 技術協力「IBTC 無収水研修能力強化プロジェクト」
留意点
リスク
備考
参考動画

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