民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-475-0093)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 統合水資源管理(モニタリング、水資源のマネジメント、雨水利用等)
SDGsゴール 6. 安全な水とトイレを世界中に
対象国 チュニジア
対象地域(州・県名) チュニジア全土
対象国・地域の現状 チュニジアは国土の半分が半乾燥気候帯に位置しており、年間平均降水量は北部のチュニスでは1000mm弱であるのに対し、中部では380mm、南部では100mm以下と少なく、水資源の地域的な偏在も見られる。このように水資源が乏しい状況ながら、水道管網及び水供給量の拡大に取り組んだ結果、都市部給水普及率100%、農村部給水普及率94.1%、全国給水普及率は98.1% に達している。他方、表流水、地下水は各用途にほぼ利用し尽されている状況にあり、人口増加とともに増加する水需要への対応が喫緊の課題となっている。また、水需要の約2/3を地下水に依存しているが、増加する水需要等を鑑みると地下水源の枯渇の恐れが指摘されている。
解決すべき課題 再利用・処理等を通じた水資源の確保
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 高度下水処理施設技術(ユニット形式で拡張性が高く、中小規模のサイトで利用可能なもの等)、地下水淡水化技術(RO膜等の膜処理技術)、省エネテクノロジー(エネルギー回収技術等)、家庭・企業・農家等で低コスト・広く活用可能な簡易型浄水器、無収水対策等
市場規模
関連する公的機関 チュニジア下水整備公社(ONAS)、水資源開発公社(SONEDE)
関連するJICAの方針 海水淡水化プラント、水処理プラントなどのインフラに対する借款案件の実施・新規形成を中心に実施しつつ、技術移転面ではシニアボランティア等の広いリソースの活用を検討する。
関連するODAプログラム・プロジェクト 円借款「処理済下水利用灌漑事業」、同「地方都市水環境改善事業」、同「スファックス海水淡水化施設建設事業」 等
留意点
リスク
備考
参考動画

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