民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-554-0201)

対象分野 農業
対象分野詳細 加工・流通・輸出振興
SDGsゴール 2. 飢餓をゼロに
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象国 ジンバブエ
対象地域(州・県名) 全土
対象国・地域の現状 ジンバブエ共和国は南部アフリカの内陸国で、かつては「アフリカの穀物倉庫」と呼ばれるほどの農業国でメイズやコムギ、さらに野菜果物類の輸出国であった。2000年の土地改革に始まり、経済改革の失敗から、農業も大きく衰退した。2008年頃のハイパーインフレーション後、少しずつ回復の基調を見せ、現在はタバコ(世界で5番目の生産量、2018年)、砂糖、綿花が主な輸出農産品であり、鉱物に続いて輸出額の約4分の1を占める。全就業人口の約6-7割が農業セクターに従事している。
解決すべき課題 農業セクター開発の課題は非常に多い。
・小規模農家の栽培技術、マーケティング能力の向上
・収穫後処理、保存、輸送流通かかる技術力向上
・灌漑施設の整備
・農業セクターへの政府予算増
・農業セクターへの民間投資促進、投資環境整備
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・高品質な生鮮野菜・果物の生産、鮮度を保持した流通(鮮度保持袋の利用など)、輸出にかかるノウハウ
・野菜・果物などの加工による高付加価値化(モリンガ、マカデミアナッツ、アボガド、コーヒー、紅茶など)
・コールドチェーン、鮮度管理手法(低温貯蔵庫、冷凍貯蔵庫、低温流通システム等)
・食品衛生管理、品質管理改善(パッケージ、規格等)等
・ビニルハウス利用技術
・健苗生産技術
・接ぎ木にかかるノウハウ
・収穫後処理技術(防虫袋など)
・灌漑技術(ソーラー灌漑含む)、点滴灌漑技術、節水技術
・水産養殖技術(カリバ湖におけるテラピア養殖、東部山岳地帯の渓流域でのマス養殖など)
市場規模
関連する公的機関 土地・農業・水・地方再定住省
関連するJICAの方針 JICAの方針1.「農業基盤整備と作物生産、営農技術の改善を通じ、食料の生産性向上を図るとともに、農産物の製造・加工、流通、消費に至るフードバリューチェーン全体の強化に取り組みます。」
関連するODAプログラム・プロジェクト ジンバブエ農業支援プログラム
技術協力プロジェクト「市場志向型農業振興プロジェクト(ZIM-SHEP)」(2019-2024)
留意点
リスク
備考
参考動画

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