民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-603-0105)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 水供給・上水道(水源開発、浄水処理、無収水対策、配水管理、水質検査、顧客管理等)
SDGsゴール 3. すべての人に健康と福祉を
6. 安全な水とトイレを世界中に
10. 人や国の不平等をなくそう
対象国 ジブチ
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 ジブチ共和国(以下、ジブチ)は、人口約100万人の国である。気温が高いこと、年間降水量が約130mmと少ないこと、降水地域や降水時期のサイクルの規則性も乏しいことなどの気象条件から、治水・利水が重要課題になっている。国土には常時流下する河川はほとんどない。しかし、枯れ川では、年間で増水期の数日間にのみ河川水が流下し、これが大規模な洪水に繋がる場合もある。
このような、気候変動に対して脆弱な環境下で、SDGsで定められた安全な水(Basic Service)への普及率は国全体として76%である。しかし、地方部では厳しい自然環境のため、安全な水へのアクセスができない人口が50%以上存在する。農業においても耕作可能な土地に比較的浅い帯水層(深度約10m)の地下水源を利用し灌漑している状況である。地方集落の住民は、水の確保に多大な時間と労力を費やさざるを得ず、貧困を助長する一因となっている。特に近年は、度重なる大旱魃によって水不足が社会・経済に深刻な影響を及ぼしており、安全な水の供給は基礎教育・保健医療・農村開発等と密接に関連する横断的な課題となっている。
解決すべき課題 地方においては飲み水(井戸水、上水道)の衛生状況が担保されておらず、寄生虫や、下痢などが原因で特に幼児のひとつの死亡要因となっている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 現地に合った、井戸水や、上水道に含有する同種の寄生物質等を除去する安価で簡易な製品または技術
市場規模
関連する公的機関 農業・水・水産・畜産・海洋資源省
関連するJICAの方針 持続的な発展のための都市基盤整備
関連するODAプログラム・プロジェクト
留意点
リスク
備考
参考動画

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