民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 09-636-0273)

対象分野 教育
対象分野詳細 初等教育
SDGsゴール 4. 質の高い教育をみんなに
対象国 ルワンダ
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 ルワンダは、2006年「9年制基礎教育政策」における教育無償化により、初等教育の総・純就学率が大きく改善し、2019年時点でそれぞれ138.8%と98.5%となっている。
一方で、初等・中等教育において、カリキュラムには体育、音楽や図工といった科目があるものの、教師の間で他の科目と比較して軽視される傾向にあり、実施されないことが多く、情操教育が提供されていない状況にある。
ルワンダ政府は、新型コロナウィルス感染者が確認された2020年3月中旬以降、感染拡大防止のため学校を閉鎖していたが、学校の衛生環境を整備した上で、2020年11月以降、小学校については高学年から順次再開している。
解決すべき課題 ・教師、親やコミュニティの情操教育への理解不足
・情操教育用の資機材不足(体育用の機材等)
・学校閉鎖期間中に生じた可能性のある生徒のメンタルヘルスの悪化
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・情操教育を広める製品・技術・ノウハウ・仕組み(教材も含む)
・情操教育用の製品。中古品の輸入等も含む(例えば、スポーツ用の備品等)。
・生徒のメンタルヘルスの悪化に対する心理的ケアの技術・ノウハウ・仕組み
市場規模 ・就業前教育機関 3,401(内、民間 1,338)及びその生徒数 282,428 [2019]
・初等教育機関 2,961 (うち、民間 415)及びその生徒数 2,512,465 [2019]
関連する公的機関 ・ルワンダ教育省(MINEDUC)
・ルワンダ教育委員会(REB)
・郡教育事務所(DEO)
関連するJICAの方針 基礎教育分野では、理数科科目を中心に、ICTを活用した授業及び学びの質の改善に係る支援を実施し、科学技術人材育成政策を後押しする。また、非認知スキルやスポーツ等の新しい課題への挑戦も、今後の教育協力の方針として進めている。
関連するODAプログラム・プロジェクト 科学技術教育・訓練プログラム
・学校ベースの現職教員研修の制度化・質の改善支援プロジェクト
・初等算数教育へのICT活用による教育の質向上を目的とした普及・実証事業
留意点 初期段階においては、必ずしも公的教育機関ではなく、民間教育機関等を通して情操教育を提供し、その成果を見て、公的機関等へ展開するというプロセスもありうると想定される。
リスク
備考
参考動画

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