対象分野 | 保健医療 |
対象分野詳細 | 保健医療 |
SDGsゴール |
3. すべての人に健康と福祉を 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう |
対象国 | ケニア |
対象地域(州・県名) | |
対象国・地域の現状 |
ケニアは2022年までの重点経済政策BIG4において、「製造業振興」を4つの重点分野の1つとして掲げている。2022年までにGDPにおける製造業の割合を15%まで引き上げることを目標にしているが、2019年は9.2%と発表当時の7%から大きく進展していない。 ケニアの医薬品産業では、約40社の医薬品製造業者が活動しており、COMESA(東南部アフリカ市場共同体)の中では最大規模である。40社のうち4社は、WHOが規定する最高水準の品質レベルの製造を行っている。近隣国向けの輸出も行っており、約50%はEAC(東アフリカ共同体)、約14%はスーダン、その他はコンゴ、エチオピア向けなどである。 しかしながら、原材料の約95%を輸入に依存しており、製造コストを押し上げている。結果、インドや中国から輸入される安い医薬品が、マーケット全体の約3分の2を占める。国内企業は立地によるリードタイム・物流コスト・関税などの面において優位性があるが、その優位性を活かしきれていない。 COVID-19の影響もあり、医療関連機器/物資・医薬品の国内製造の重要性及び必要性は益々高まっている。 |
解決すべき課題 |
・国内医薬品製造企業の競争力の強化 ・医薬品や医療消耗品の原材料の現地製造、もしくは流通 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・医薬品及び医薬中間体製造に関する機器・製造ノウハウ(解熱鎮痛薬消炎鎮痛剤、抗結核薬、抗生物質など) ・医療消耗品の組み立て・製造に関する機器・製造ノウハウ(注射器製造の針のアセンブリ、使い捨て手術用手袋、コンドームなど) ・COVID-19対策に必要な医療品の製造に関する機器・製造ノウハウ(PPE、検査キット、人工呼吸器など) |
市場規模 | ケニアの年間の医薬品市場規模は約10億米ドル、うち価格ベースで70%は輸入(出典:KAM 2018) |
関連する公的機関 |
Ministry of Health (MoH) Ministry of Industry, Trade and Cooperatives (MoITC) Kenya Association of Manufacturers (KAM) Kenya Medical Research Institute (KEMRI) |
関連するJICAの方針 |
国別開発協力方針「重点分野(4) ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」 保健サービスにおける不平等の是正や、保健行政を実質的に担う郡政府による保健予算の確保や計画的な支出、更には、質の高い保健サービスの提供のため、地方分権下におけるUHCの実現に向けた協力を展開する。 |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
個別専門家「保健円借款案件形成・保健財政協力専門家」 円借款「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成のための保健セクター政策借款(フェーズ2)」 |
留意点 | |
リスク | |
備考 | |
参考動画 |
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