民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-506-0178)

対象分野 農業
対象分野詳細 稲作・その他穀物、根茎作物
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
対象国 エチオピア
対象地域(州・県名) 全土
対象国・地域の現状 エチオピアでは、長年にわたる政府プログラムや他の援助国・国際機関による農業・農村開発支援により、営農技術の改良・普及、種子・肥料等の投入量増加等が見られ、また住民参加による自然資源管理・土壌保全の取組みが強化された結果、穀物生産量、生産性が向上している。
一方で、政府目標として掲げられている「2025年までに中所得国入り」を達成するためには、GDPの4割超を占める農(林水産)業の成長をさらに加速させることが不可欠である。また一部には、農家一世帯当たりの農地面積が限られ、十分な生産量が確保できず、農業のみでは生計が成り立たない状況も生まれている。
近年は、化学肥料や改良品種種子など農業投入財の使用が徐々に増え、穀物生産量や生産性は向上しているが、増え続ける人口に対し食料自給は達成できていない。安定的な食料生産の達成に向け、小規模農家による使用・維持管理が可能な適正技術を導入する必要がある。
他方で、オランダなど欧米資本の農業投資により、近年は切花や野菜の大規模施設園芸も成長しつつあり、コーヒーに次ぐ輸出農作物として、貴重な外貨獲得源になっている。エチオピア政府は農業工業団地を国内各地に設立する計画を進めており、農作物の付加価値向上のためのポストハーベスト技術(調製、加工、包装など)は、今後その需要が伸びるとみられる。
解決すべき課題 農業生産の基盤整備および、農作業、ポストハーベストに必要な資機材が不足している。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 農村地域での農業生産量増大、生産性向上に資する製品、ノウハウ

例)ソーラー電源で稼働する小規模灌漑ポンプ、農村でのソーラー電源、濾過機・浄水器、穀物調製機材(脱穀、精米、石抜き等)、農具(鎌、鋤等)、穀物貯蔵技術(コンテナ、バッグ等)、労働履物(畑地/水田用地下足袋)
市場規模
関連する公的機関 エチオピア農業研究機構(EIAR)
農業省
関連するJICAの方針 農業・農村開発
関連するODAプログラム・プロジェクト ・農業生産性・安定性向上プログラム
技プロ「国立イネ研究研修センター強化プロジェクト(エチオライス)」
技プロ「農村レジリエンス強化のためのインデックス型農業保険促進プロジェクト」

・農村の市場経済化プログラム
技プロ「市場志向型園芸農業推進プロジェクト(Ethio-SHEP)」
留意点
リスク
備考 本件問い合わせ先:JICAエチオピア事務所
(代表メール) et_oso_rep@jica.go.jp 
(代表電話)  +(251)-11-5504755
参考動画

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