民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-530-0097)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 水供給・上水道(水源開発、浄水処理、無収水対策、配水管理、水質検査、顧客管理等)
SDGsゴール 6. 安全な水とトイレを世界中に
対象国 ナイジェリア
対象地域(州・県名) アブジャ、ラゴス
対象国・地域の現状 ナイジェリアでは急速な都市化に伴い、都市部における廃棄物及び排水・汚水の発生量増加とその適切な処理が課題となっている。固形廃棄物は一部の州においてドナー協力のもと管理体制の改善に向けた取り組みが見られるが、廃水については環境基準、処理技術ともに整備が進んでいない。加えて、今後国内外企業の投資活発化・産業開発の進展が期待されており産業排水の適切な処理にかかるニーズの高まりが予見される。
日本企業が有する排水・汚水処理技術及び製品は多岐にわたる産業に適用可能であり、処理能力はもとより、運営コストや維持管理の容易性でも優位性を発揮できるものと期待できる。
解決すべき課題 排水・汚水処理設備の増強
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・水処理装置および処理技術全般(濾過機、脱水機、ポンプ、分離装置、他)
・コンサルティングサービス(給排水設備の設計・施工、維持管理)
市場規模 アブジャの水道公社の顧客数は4.7万世帯、24万人、水道料金は90ナイラ/㎥(=約30円/㎥)
関連する公的機関 アブジャ:連邦首都区水道公社(FCTWB)、アブジャ環境局(AEPB)、連邦環境省
ラゴス:ラゴス水道公社(LWC)、ラゴス州環境省
関連するJICAの方針 都市給水改善
関連するODAプログラム・プロジェクト 連邦首都区無収水削減プロジェクト(2014-2018)
留意点 ・環境基準や規制の有無、ある場合はそのエンフォースメントの実態をよく考慮した上で、適切な技術提案とすることが肝要。
・汚水排水の水処理後に発生する汚泥等の廃棄物の処理について合わせて考慮されることが望ましい。
リスク
備考 プロジェクト報告書
https://libopac.jica.go.jp/images/report/1000039555.pdf
参考動画

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