民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 01-548-0017)

対象分野 エネルギー
対象分野詳細 資源・エネルギー
SDGsゴール 3. すべての人に健康と福祉を
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
13. 気候変動に具体的な対策を
対象国 タンザニア
対象地域(州・県名) 全国
対象国・地域の現状 タンザニアは、近年平均6%前後の経済成長率であり、JICAが支援した「全国電力システムマスタープラン2016」では、経済成長に伴い、電力需要も、2,719Gwh(2005年)〜4,462Gwh(2012年)と年平均8.2%増加し、今後も2040年に向けて年平均11.1%の増加が予測されている。発電容量は1,515MW(2018年)であるが、設備の老朽化及び維持管理能力不足により、慢性的な過負荷状態が続いており、また停電も頻発している。
解決すべき課題 機器の劣化や適切なメンテナンス不足による送電損失及び配電損失は、それぞれ5.88%及び10.31%(2019年、TANESCO)と高い送配電ロスが発生している。また、電力需要の急増による配電線容量及び変電所における変圧器容量の不足も課題となっている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 送配電網を対象にした系統安定化システム及びそれらに関連する運用、維持管理に関連するノウハウ
市場規模 2019年6月時点で、既存の送電線(66, 132, and 220 kV)は、5,896 km、配電網をカバーする33kvは 14,652 km、11kvは 5,507 km がそれぞれ敷設されている。
関連する公的機関 Tanzania Electric Supply Company Limited (TANESCO)
Ministry of Energy (MOE)
Energy and Water Utilities Regulatory Authority (EWURA)
関連するJICAの方針 ・対タンザニア連合共和国国別開発協力方針(2017年9月)
(重点分野2 経済・社会開発を支えるインフラ開発
 開発課題2−2 電力・エネルギーセクター開発)
・JICAのエネルギー分野方針(https://www.jica.go.jp/activities/issues/energy_minig/index.html)
関連するODAプログラム・プロジェクト エネルギー事業全般
・技術協力「ダルエスサラーム電力システムマスタープラン策定及び全国電力システ
ムマスタープラン2012更新プロジェクト」 (2014〜2017)
・技術協力「効率的な送配電系統のための能力開発プロジェクト」 (2009〜2016)
・他無償資金協力事業として、ダルエスサラームの送配電施設案件を複数実施した実績あり。
留意点
リスク
備考
参考動画

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