対象分野 | インフラ整備・運輸交通 |
対象分野詳細 | 公共交通 |
SDGsゴール |
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに 11. 住み続けられるまちづくりを 13. 気候変動に具体的な対策を |
対象国 | コスタリカ |
対象地域(州・県名) | 全域・特にサンホセ首都圏(GAM) |
対象国・地域の現状 | コスタリカの自家用車両数は、過去10年間でほぼ倍増(+90%)し、当該国の主要CO2排出源である。特に首都圏の渋滞状況はひどく、市民の40%が公共交通を関心事項に挙げる(国家開発/公共投資計画2019〜2022)。渋滞による経済損失額は、GDP約3.8%相当。 |
解決すべき課題 | 自家用車に代わる公共交通の整備は、CO2排出削減・渋滞緩和の観点から重要。2019年発表『コスタリカ国家脱炭素化計画』:持続可能な交通/モビリティ(10本柱の一つ)は、2050年:バス/タクシーの完全カーボンフリー化(排出ゼロ)を掲げる。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・FCバス・小型FCV(One Way型/Car Sharing):カーボンフリー燃料『水素』想定 ・水素の製造、貯蔵・輸送、加工・利用技術(下記15.との協業案) |
市場規模 | コスタリカにおける認可バスは約5,000台、利用客は160万人/日、運賃収入はUS$385百万/年【一人当たりUS$0.66/日】(2017年調査)。市民の半分は、居住地と異なる地域で就労=移動要する為、全人口の60%(約300万人)を抱えるサンホセ首都圏は大市場。 |
関連する公的機関 |
環境エネルギー省、公共事業交通省(MOPT)、科学技術通信省(MICITT) 大統領府、地方自治体【全国81市】、国家計画経済政策省(MIDEPLAN) |
関連するJICAの方針 |
基本方針(大目標)環境分野を中核とした持続的発展への支援 重点分野(中目標)環境保全 開発課題(小目標)都市環境改善・自然環境保全及び気候変動対策プログラム |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
・有償:グアナカステ地熱開発事業セクターローン【発電電力利用:間接的関与】 ・開発調査:中米地域物流ロジスティックス開発マスタープラン策定支援プロジェクト ・課題別研修(交通分野) |
留意点 | コスタリカ発電の約99%は再生可能エネルギーの為、当地電力を利用した『カーボンフリー水素』の製造・流通が可能(余剰電力の有効利用→水素転換=貯蔵/運搬可)。上記12.JICA有償協力は、地熱発電(発電量10%相当)に貢献しており相乗効果も期待。 |
リスク | コスタリカにおける電力事業は国営電力公社(ICE)が一手に担っていることも背景に、中米地域他国と比較しても電力料金が高い点、事業検討時の確認項目。 |
備考 | 2019年10月、ICEは水素起源の再生エネルギー活用に関し、独Siemens社・米Ad_Astra_Rocket社(再生可能エネ部門)と協定を締結。3社は特に、交通分野(水素バス運行)での事業発展を目指すと報道。 |
参考動画 |
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