民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-475-0174)

対象分野 農業
対象分野詳細 農業機械(灌漑用ポンプ、ドローン等含む)
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
8. 働きがいも経済成長も
対象国 チュニジア
対象地域(州・県名) チュニジア全土
対象国・地域の現状 チュニジアでは耕作可能地域の大部分は乾燥もしくは半乾燥地域であり、農業に適していない。南部は年降水量が200ミリメートル以下、中部は200から400ミリメートル、北部は400ミリメートル以上と地域差が見られる。灌漑可能面積(施設が整備されて灌漑が可能になった農地面積)も北部に集中しており、灌漑施設が整備された農地は少ない。天水に依存している農業地域では、旱魃等の被害に見舞われ、作付け面積が減少している。
解決すべき課題 雨季の天水や汚染されていない地下水といった水資源には限りがあるため、生産量を拡大するためには乾季の農業用水を確保することが課題。灌漑整備を通じた耕作可能地の拡大とともに、水利費徴収や農家・地域ごとの水消費量を管理することで限られた水資源を有効に活用し、農業の生産性を向上させることが重要である。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 乾燥地・半乾燥地に適した灌漑技術(点滴灌漑関連製品等)、施肥技術(保水性・透水性機能に優れた土壌改良材等)、植栽技術製品、遠隔システム・スマートメーター等による水消費量の管理・水利費徴収システム、灌水と施肥の供給量の予測等による最適化システム。
市場規模
関連する公的機関 チュニジア農業・水資源・漁業省 等
関連するJICAの方針 資金・技術協力を通じてこれまで灌漑等の関連インフラ・技術移転を展開してきており、今後は関連する協力の可能性に加えて、民間連携事業や協力隊事業を通じた協力の実施も検討する。
関連するODAプログラム・プロジェクト 円借款「北部地域導水・灌漑事業」、同「北部地域導水事業」、同「南部オアシス地域灌漑事業」、同「南部オアシス節水農業支援事業」、有償技術支援-附帯技プロ「北部地域導水・灌漑事業、バルバラ灌漑事業 技術協力プロジェクト」 等
留意点 チュニジアの南部を中心に土壌は塩分やフッ素の濃度が高い。
リスク
備考
参考動画

このページは、当機構が契約するスパイラル株式会社情報管理システム「スパイラル」が表示しています。