民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-251-0159)

対象分野 農業
対象分野詳細 稲作・その他穀物、根茎作物
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
10. 人や国の不平等をなくそう
対象国 パナマ
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 パナマの農業は、GDPに占める割合は年々低下して2%(2017年)に留まるが、地方農村部には総人口の37%(140万人)が生活しており、全雇用の15%を吸収する重要分野である。パナマの国土面積は北海道よりやや小さく、大部分が熱帯性気候区に属しており、米、とうもろこし、豆類、野菜類が主として自給的ないし国内消費向けに生産されている。近年、著しく開発が進む首都圏と比べて地方部においては失業率、貧困率の高さが顕著になっており、若年層の都市部への流出も相まって、都市部と地方部における格差が拡大しており、現政権は、農業の生産性・品質向上を通じた地方経済の活性化や民生向上に高い優先度を置いている。
解決すべき課題 2019年7月に発足した新政権の公約では、持続的な農業・農産物の生産性及び品質向上が重点課題として掲げられている。具体的な課題としては、主に穀物(米・トウモロコシ)及び豆類の生産における、土地利用及び投入資源(機材・種子・肥料等)の適正化・効率化、連作による土壌劣化問題への対応、安定的な収穫量の確保及び有機農法に適した品種の導入、病虫害対策が挙げられる。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ スマート農業(生産者・生産地の情報や栽培履歴などのデータベース化等)、耕作機械導入、土壌改良(家畜糞尿や植物残渣の堆肥化技術、土壌診断技術等)、品種改良、害虫予防、除草管理に係る技術・ノウハウ
(注)上述に限らず、関連するその他製品・技術についても幅広く検討可。
市場規模
関連する公的機関 農畜産開発省(Ministerio de Desarrollo Agropecuario de Panamá)
関連するJICAの方針 対パナマ 国別援助方針
援助重点分野:格差是正 開発課題:格差是正
関連するODAプログラム・プロジェクト 「中山間地における持続的総合農村開発計画(2004〜2007年)」
「アラフエラ湖流域総合管理・参加型農村開発計画(2006〜2011年)」
「ベラグアス県コミュニティ栄養改善プロジェクト(2007〜2010年)」
留意点
リスク
備考
参考動画

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