対象分野 |
保健医療
|
対象分野詳細 |
保健医療
|
SDGsゴール |
1. 貧困をなくそう 3. すべての人に健康と福祉を
|
対象国 |
スーダン
|
対象地域(州・県名) |
全国
|
対象国・地域の現状 |
スーダンは半砂漠国で、気候も高温乾燥しており、日差しも強く砂塵を伴った季節風があり、眼科疾患患者が多い。WHO EMR事務所によると管轄地域の失明者の割合は50歳以上で7%、スーダンは保健統計が弱く、確度の高い失明者の割合が報告されていないが、2006年にNational Program for Prevention of Blindnessは人口比1.5%と推定しており、白内障、緑内障が大きな原因となっている。また、地方における眼科医不足は顕著で、防げたはずの失明が多いことが問題視されている。停電が多く、特に地方では眼科診療に必要な医療機器が使えず、早期診断・治療を妨げる要因となっている。
|
解決すべき課題 |
眼科疾患の早期発見・治療により失明を予防する。
|
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
眼科疾患の遠隔診断・治療を可能とするICTを使った画像診断・医療機器の導入。
|
市場規模 |
2006年のスーダンにおける失明者の割合1.5%(推定値)を適用すると、人口42,813,238人(世界銀行、2019)のうち、約64万人が失明状態にあると推定できる。本サービスは、その他視覚障害の予防への効果も期待できることから、裨益者は多い。
|
関連する公的機関 |
保健省、国民健康保険基金(労働・社会開発省)
|
関連するJICAの方針 |
基本方針:平和の定着及び経済発展支援、重点分野2:基礎生活分野支援、開発課題2−1:保健医療サービスの改善
|
関連するODAプログラム・プロジェクト |
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成のための国民健康保険人材開発プロジェクト
|
留意点 |
スーダンでは給与と家賃の支払以外は、原則現地通貨SDG(スーダン・ポンド)建てである。本邦へからの外貨送金、本邦への逆送金に制約がある。
|
リスク |
現在の日本国外務省危険情報では、スーダンの全18州のうち首都ハルツームを含む10州はレベル2、その他ダルフール5州、南コルドファン、紅海州などはレベル3となっており、サービス拠点を定める際には注意が必要である。
|
備考 |
参考文献:http://www.sjopthal.net/article.asp?issn=1858-540X;year=2013;volume=5;issue=1;spage=17;epage=22;aulast=Binnawi
|
参考動画 |
|