民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 01-742-0026)

対象分野 エネルギー
対象分野詳細 資源・エネルギー
SDGsゴール 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
11. 住み続けられるまちづくりを
13. 気候変動に具体的な対策を
対象国 カザフスタン
対象地域(州・県名) 全土
対象国・地域の現状 カザフスタンでは、豊富な天然資源を利用して、旧ソ連時代より資源開発・製鉄・発電等の工業が発達している。しかし、政策的にエネルギー価格が安価に抑えられていたために、エネルギー効率が低く、浪費されていることが多い。
電力・熱供給エネルギー源の石炭依存やエネルギー効率の悪い経済構造の是正、資源依存型経済からの脱却を目指した産業の多角化を目的として2013 年には、目標年次を2050年とするグリーン経済へ移行構想が策定された。同構想では、2030年までに2008年比30%の省エネを、2050年までに35%の再生可能エネルギー導入を達成する目標を掲げている。現在、カザフスタン政府は、同構想に基づきエネルギー効率の高い経済成長や再生エネルギー技術開発を推進している。
解決すべき課題 省エネルギー及び再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオ等)分野における新技術の導入及び普及
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ・省エネ技術の製品導入(産業及び民生部門)
・再生可能エネルギー技術及び製品の導入(太陽光、風力、バイオガス、水素、蓄電池等)
市場規模 カザフスタンの人口は1800万人であるが、周辺諸国を含めると中央アジア全域では7,400万人以上の市場規模となる。
関連する公的機関 産業・インフラ発展省、エネルギー省
電力・省エネルギー開発研究所等
関連するJICAの方針 環境保全・気候変動対策が重点分野の1つとして位置づけられている。
関連するODAプログラム・プロジェクト 国別研修「産業部門の省エネルギー推進−エネルギー監査と省エネ活動」
エネルギー分野の課題別研修及び青年研修
留意点
リスク ・冬季(10月〜3月)は厳冬のため、建設や設置作業は特に北部では困難。
・カウンタパートの人材、制度、予算の不足。
・適切なカザフ側パートナー企業やサポート企業の選定が案件の成否に直結する。
備考 2017年に中央アジア初の万国博覧会としてアスタナ国際博覧会「未来のエネルギー」を首都ヌルスルタン(旧名アスタナ)にて開催した。
カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧アスタナ)にフィールドオフィス(日本人駐在、JICAキルギス共和国事務所が兼轄)と旧首都アルマティに日本センター(日本人専門家駐在)がサポート拠点として存在。
参考動画

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