民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 03-051-0051)

対象分野 廃棄物管理
対象分野詳細 収集・運搬、中間処理(3R、焼却、コンポスト化、分別等を含む)、最終処分場管理等
SDGsゴール 11. 住み続けられるまちづくりを
対象国 バングラデシュ
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 バングラデシュのダッカ都市圏及びチッタゴン市等の都市部では、人口急増及び経済発展により、都市への人口集中や市街地の拡大が急速に進んでいる。ダッカ都市圏の人口は、2017年に1,900万人にまで達した。同国では、さらに今後、2040年まで人口増加が継続すると見込まれていることから、都市化に伴うごみ量増大、大気汚染、スラム拡大などの環境課題を最小化し、持続可能な開発を行うことが求められている。
また近年、コックスバザール等において避難民流入による人口増加が顕著であり、同様の環境課題を抱えている。
ダッカにおいては、過去約20年に亘り、JICAが一般ごみの収集、運搬、最終処分の仕組みづくりを支援し、収集率については大幅に改善した一方、増大し続けるごみ量及び狭隘な国土による最終処分場の逼迫が深刻な課題であり、ごみの減量や処理システムの改良が急務である。その他の自治体においては、行政機関の実施体制の脆弱さ、機材の不足、住民の衛生意識の低さ等について依然として課題を抱えており、十分な廃棄物管理が行えていない。特に、拡大するダッカの市街地域におけるごみ収集・処分システムの整備の遅れが深刻であり、対策が急務である。
また、産業廃棄物、電子廃棄物処理については、関連規制はあるものの、運用は自治体に任されており徹底されていない。特に医療廃棄物については、大規模病院には処理ルートが出来ているが中小規模病院、診療所の廃棄物処理は追い付いていない。
解決すべき課題 上に同じ
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 廃棄物処理技術やリサイクル技術、他
(産業廃棄物(E−Waste含む)の適正処理に資する製品や技術、最終処分場への廃棄物搬入量削減を目的とした焼却処理、バイオガスダイジェスター等のWaste to Energy(WTE)及び3Rの各技術、廃棄物収集効率化のための各種機材)
市場規模
関連する公的機関 北ダッカ市(廃棄物管理局)
南ダッカ市(廃棄物管理局)
チッタゴン市
その他中核自治体
環境森林・気候変動省
地方自治・農村開発・協同組合省 等
関連するJICAの方針 国別開発協力方針・事業展開計画参照
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kuni_enjyo_kakkoku.html
関連するODAプログラム・プロジェクト 南北ダッカ市及びチッタゴン市廃棄物管理能力強化プロジェクト
中核都市機能強化プロジェクト、他
留意点
リスク
備考
参考動画

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