民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-026-0141)

対象分野 農業
対象分野詳細 園芸作物(野菜、果樹、花卉)、工芸作物
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
8. 働きがいも経済成長も
対象国 東ティモール
対象地域(州・県名) 基本的に全土が対象となる。中山間地が多いこと、降水量、高度が地域により多様であり、各地域にあった果樹を選定する。
対象国・地域の現状 当国ではおよそ7割以上の国民が地方に住み、地方には農業以外の産業がほとんど無い状況である。コーヒーとココナッツ以外の輸出農産物はほとんど無く、主食のひとつであるであるコメも6割強が輸入に頼っている状況である。当国で農産物増産を試みた場合、農業用水の確保、土作り、農民の農業知識・技術の向上、輸送や販売先といった流通経路の確保等ほぼすべての段階での梃入れが必要であり、農業・農村開発が進みにくい要因となっている。
解決すべき課題 あらゆる農産物の自給率を上げること、輸入を減少させること、輸出につながる農産物を増加させることが課題となっている。中でも果樹に関し、当国の一般的な果樹の品種は数百年前の古種が依然栽培されており、輸出の競争性は低いことが窺われる。接木技術が導入され、競争性の高い品種の果樹栽培が定着すれば輸出可能な果物が比較的短期間で生産できるようになるものと思われる。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 熱帯果樹の接木に関わる技術、資機材。輸出につながる製品化のノウハウ。
市場規模
関連する公的機関 農業漁業省(MAF)、観光商業省(MTCI)
関連するJICAの方針 産業多様化プログラム
関連するODAプログラム・プロジェクト
留意点 当国の輸出コーヒーはオーガニック(無農薬)であることが定められており、農薬を使用することは禁止されている。農薬使用が避けられない栽培の場合はコーヒー栽培地を避ける必要がある。MAFの組織機能は脆弱であり、普及員等による普及は期待できない。また、果樹の技術者も不在。
リスク
備考
参考動画

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