対象分野 | インフラ整備・運輸交通 |
対象分野詳細 | 都市・地域開発 |
SDGsゴール |
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを |
対象国 | コンゴ民主共和国 |
対象地域(州・県名) | |
対象国・地域の現状 | コンゴ民主共和国の首都キンシャサ市は、人口約1,700万人に急増しており、急速な都市化が進んでいる。都市交通需要はさらに高まる一方、同市の都市交通に関する管理能力に起因する公共交通機関の機能不全や道路インフラの未整備、維持管理不足、交通ルールに遵守しないドライバーの運転マナーなどにより、慢性的な交通渋滞が発生している。また、同市内の3路線の在来鉄道線のうち、2路線が路線の老朽化等により運行していない状況で、交通渋滞による移動時間や移動コストの増加が生じており、社会・経済活動のブレーキとなっている。 |
解決すべき課題 | キンシャサ市は、道路・排水公社(OVD)管轄下の道路延長のおよそ80%が未舗装の状態である等、キンシャサ市におけるインフラ整備水準は極めて低い。毎年雨季になると、排水設備のない場所や維持管理がなされていない道路に雨水が浸水し、洪水をおこし道路が激しく損傷している。また、キンシャサ市の主要交通手段である道路公共交通は、公的機関、民間団体および個人のバス事業者が混在しており、運転手は交通ルールを遵守せず、州政府により適切に管理されていない。加えて、既存の同市内の鉄道路線のうち、市中心より空港方面の路線(空港線)は路線の損傷により運行しておらず、唯一運行している南北路線も線路の劣化にともない朝夕1日1往復に留まっている。かかる状況により、同市内は常に交通渋滞が発生し、それに伴う交通事故が多発している。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・低炭素化、DXを活用した都市公共交通、交通管理システムの導入 ・BRTシステムの構築 |
市場規模 | キンシャサ特別州は人口約1,700万人。 |
関連する公的機関 | インフラ・公共事業・復興省、運輸・通信省、運輸港湾公社、国家交通安全委員会、道路・排水公社、道路公社、道路交通警察、下水道公共事業公社、国家バイクタクシー所有協会、電力公社等 |
関連するJICAの方針 | 対コンゴ民主共和国国別開発協力指針において「経済インフラ整備」は重点課題であり、それに基づきプログラム「経済インフラ整備(運輸網・都市整備・電力)」を実施している。 |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
上記重点プログラムの主な事業は、以下の通りである。 ・キンシャサ市都市交通マスタープラン(PDTK) ・キンシャサ市都市交通マスタープラン実施促進プロジェクト ・キンシャサ市道路維持管理機材整備計画 ・ディーゼル機関車整備能力強化アドバイザー |
留意点 | |
リスク | キンシャサ市は、治安の懸念が高いため、事前に外務省の渡航情報を確認しておく必要がある。また、市内では交通事故が多発しており、注意が必要。 |
備考 | |
参考動画 | [VR360度]コンゴ民主共和国のインフラ整備や慢性的な交通渋滞の現状(3分32秒) |
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