民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 01-506-0012)

対象分野 エネルギー
対象分野詳細 資源・エネルギー
SDGsゴール 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
対象国 エチオピア
対象地域(州・県名) アジスアベバ市及び地方中核都市など
対象国・地域の現状 著しい経済成長に伴い、首都圏電力需要は800MW(2014年)から3,600MW(2034年)に高まると見込まれているが、中圧配電線及び変圧器の多くが老朽化や容量不足していること、高い送配電ロスの発生などが課題となっている。また、停電や電圧変動も発生しやすく、医療機関や工場、企業オフィスなどでは発電機や変圧器を導入しているケースが多い。
解決すべき課題 電力需要の急増による配電線容量及び変電所における変圧器容量不足、高経年化設備が多いことに起因する停電や供給電圧の低下等が課題となっている。また、2030年までに電力ロスを19.6%から12.5%に下げる目標が掲げられている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 送配電網の維持管理にかかる機材、系統安定化システム、及びそれらに関連する運用・維持管理に関連するノウハウ
市場規模
関連する公的機関 エチオピア電力発電公社:Ethiopia Electric Power (EEP)
エチオピア電力配電公社:Ethiopia Electric Utility (EEU)
関連するJICAの方針 電力アクセス向上
関連するODAプログラム・プロジェクト 安定的な電力供給プログラム
留意点 エチオピアの深刻な外貨不足のため、国外からのスペアパーツ購入はハードルが高い。従って、関連する公的機関と連携の上、維持管理のしやすいシステム構築に工夫が求められる。外国企業と競合する日本製品・システムを用いる場合、価格差を埋めるアイデア、差別化、現地生産などの検討が求められる。
リスク
備考 エチオピア国内の電力公社はEEPとEEUに分かれており、EEPは発電および送電分野の開発・運転維持を担う。EEUは配電及びオフグリッドの開発・運転維持に加え電気料金の徴収を担う。この他の関連機関に、効率化や開発権管理などを担うエネルギー庁(Ethiopia Energy Authority: EEA)がある。
参考動画

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