民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 11-548-0314)

対象分野 インフラ整備・運輸交通
対象分野詳細 道路・橋梁分野
SDGsゴール 11. 住み続けられるまちづくりを
対象国 タンザニア
対象地域(州・県名) 全国
対象国・地域の現状 タンザニアは、経済発展に伴い、乗用車数の増加、道路網の開発が急速に進んでいる。特に都市部では、急速な都市化に伴う人口の増加及び自動車保有数の増加が顕著であり、国内最大都市ダルエスサラームは2007年〜2017年の10年間で自動車保有数が約2.4倍(78,477台→191,825台)に増加。今後も増加傾向が続くことが予想される。また、広大な国土の輸送手段を道路に依存しており、全長約36,000kmの国道網の開発が急速に進められている(2019年時点で幹線道路舗装率68%)。近年の交通行政動向として、組織改編により総合交通規制機関が海上・陸上交通それぞれの管轄機関へ分割され、交通安全を含む陸上交通規制はLand Transport Regulatory Authority (LATRA)へ移管された。
解決すべき課題 道路網整備に伴い沿線開発及び交通量が増加する一方で、雨季の道路冠水や、交通事故が深刻な社会問題となっており、安全な車社会構築の必要性が広く認識されている。交通事故の原因は多岐に渡り、一例として、夜間照明未設置道路区間や急カーブ等の視界不良区間の存在、交通規則を遵守しない運転(特に自動二輪車のモラルは低い)、横断歩道・歩道橋の不足、不十分な整備状況の自動車の走行中の故障等が挙げられる。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 上記課題解決に資する道路付帯設備やITS技術、ドライバー等のユーザーが利用する製品、技術全般
市場規模 タンザニアに限らず、アフリカの域内各国においても交通安全が共通の課題として認識されていることから、他国市場への拡大可能性もある。
関連する公的機関 Ministry of Works, Transport and Communications (MoWTC)
Tanzania National Roads Agency (TANROADS)
Tanzania Rural and Urban Roads Agency (TARURA)
Land Transport Regulatory Authority (LATRA)
関連するJICAの方針 JICA課題別指針<運輸交通>
タンザニア国別開発協力方針「運輸・交通セクタープログラム」
関連するODAプログラム・プロジェクト 道路事業全般
東アフリカ共同体事務局広域インフラ開発アドバイザー(交通安全にかかる情報収集調査を実施予定)
プロジェクト研究「開発途上国における交通安全への取り組み」JICA(2016)
「アフリカ地域ITS(高度道路交通システム)に係る情報収集・確認調査」(2019-2020)
留意点
リスク
備考
参考動画

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