対象分野 | インフラ整備・運輸交通 |
対象分野詳細 | 道路・橋梁分野 |
SDGsゴール |
11. 住み続けられるまちづくりを 13. 気候変動に具体的な対策を |
対象国 | タジキスタン |
対象地域(州・県名) | タジキスタン全土 |
対象国・地域の現状 | タジキスタン共和国(以下、タジキスタン)は、中央アジアに位置し、周辺4ヶ国に囲まれた内陸国である。貨物輸送の約65%、旅客輸送の約99%を道路交通に依存しており、道路交通が国内輸送の中核を担っている(道路網延長:約30,000km)。また、タジキスタンは、中央アジアと南アジアの結節点に位置することから、国内の物流だけでなく周辺国との交易についても道路輸送網が利用されており、幹線道路は地域全体の政治経済の発展にとって重要である。 |
解決すべき課題 | タジキスタン国内の道路網の多くは旧ソ連時代に建設され、1991年の独立後の内戦や適切な維持管理がなされてこなかったことによる損傷・老朽化が進行しており、経済活性化の阻害要因となっている。また、同国では山岳地帯が国土の93%を占め、国土の約半分が標高3000m級の山々に覆われており、山間部を通過する道路では冬季には落石・地すべり・地吹雪・雪崩による被害、春季には雪解け水による洪水被害が頻発しており、道路の通行止めによる地域の孤立化や物資輸送の遅延が発生している。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・夏季の融雪期(5〜7月)に頻発する落石、地すべり、土石流等への対応策(落石・崩壊土砂防護柵・ネット等) ・冬季の地吹雪・雪崩への対応策(防雪柵・スノーシェッド等) |
市場規模 | |
関連する公的機関 | 運輸省 |
関連するJICAの方針 | 運輸物流網整備プログラム |
関連するODAプログラム・プロジェクト | 「道路災害管理能力強化プロジェクト(技術協力プロジェクト)」(なお、本技術協力で対象とする災害は、斜面災害、落石、地すべり、土石流、河岸洗掘。対象地域はソグド、ラシュト、ヒサール。) |
留意点 |
・ハトロン州南部のアフガニスタンとの国境付近(国境より約20km)については、治安状況を見つつ事業実施の可否を判断する必要あり。 ・中央アジアの最貧国(一人当たりGNIは1,110ドル(2016年、世界銀行))であり、ODA事業を含めた農業分野の協力に繋げる可能性も検討している。 |
リスク | |
備考 | |
参考動画 |
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