対象分野 | インフラ整備・運輸交通 |
対象分野詳細 | 道路・橋梁分野 |
SDGsゴール |
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを |
対象国 | エチオピア |
対象地域(州・県名) | アジスアベバ市(人口約400万人)、全国(人口約1億人、都市人口は約2割) |
対象国・地域の現状 | 内陸国であるエチオピアの貨物輸送は道路に依存し、道路維持管理体制が脆弱なため道路損傷が円滑な物流の妨げとなっている。首都アジスアベバ市の幹線道路は舗装済みであり中心部は状態も良好であるが、交通量の多いバスターミナル周辺等や中央から離れると、ポットホール、ひび割れ等の損傷が著しい。支線街路は未舗装区間もあり路面損傷が放置されている状況にある。 |
解決すべき課題 |
当国では軽微な路面損傷に迅速に対応する体制が取られておらず、ある程度損傷が進み一定規模の改修工事を発注できるまで放置されていることや、特にアジスアベバ市内の幹線道路ではオーバーレイを繰り返しており維持管理の適正作業等が課題となっている。また、道路維持管理工事(橋梁含む)を外注するERAでは、損傷や問題が小規模なうちに可能な緊急的対応策を模索している。 またアジスアベバ市内や市内に向かう幹線道路では交通渋滞が深刻化しており、土日や夜間工事で対応しているが、工事期間の短縮等を実現する補修技術・工法の導入が求められている。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
@常温合材等舗装補修材料 A小規模な道路維持管理機材 Bメンテナンスの低減技術及び製品 |
市場規模 | |
関連する公的機関 |
アジスアベバ市道路公社:Addis Ababa City Roads Authority(AACRA) エチオピア道路公社:Ethiopian Roads Authority (ERA) エチオピア建設公社:Ethiopian Construction Works Company (ECWC) |
関連するJICAの方針 | アセットマネジメント |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
【運輸交通・都市化対策プログラム】 技術協力「アジスアベバ市道路維持管理能力向上プロジェクト(~2019)」AACRA 技術協力「橋梁維持管理能力向上プロジェクト(~2012)」ERA |
留意点 | |
リスク | |
備考 |
AACRAはアジスアベバ市内道路の道路管理者で、上記技プロによりPMS(Pavement Management System)を導入し(幹線道路のみ)維持管理システムの能力向上を実施。直営の維持管理・施工部門があるがECWCのように将来的な民営化を目指している。 ERAは連邦道路(日本でいう国道)の道路管理者であり維持管理は外注している。ECWCはERAの施工部門が独立した国有企業。 エチオピア政府は外国投資誘致を積極的に推進する方針で、その一環として工業団地開発を進めていることから、将来工業団地における現地生産の可能性もある。 |
参考動画 |
このページは、当機構が契約するスパイラル株式会社の情報管理システム「スパイラル」が表示しています。 |