対象分野 | 防災・災害対策 |
対象分野詳細 | 気象災害等(洪水、土砂災害、台風、高潮、海岸侵食等) |
SDGsゴール |
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 11. 住み続けられるまちづくりを 13. 気候変動に具体的な対策を |
対象国 | コスタリカ |
対象地域(州・県名) | 全域 【案】首都近郊4市(Alajuelita, Escazu, Aserri, Desamparados) |
対象国・地域の現状 | コスタリカ国土は約60%が山岳地帯で、地震/大雨原因の地滑り発生リスクが高いと考えられる(CNE:災害報告書)。同災害に対し、JICAは「中米広域防災能力向上プロジェクト」フェーズ1及び2(2007-2012・2015-2020年)を実施、コミュニティ防災を強化。 |
解決すべき課題 | 上記.JICAプロジェクトでは、対象4市において計44のコミュニティ防災委員会(CCE)が組織化される等、災害発生時の対策/準備で成果が見られる。他方、多大な被害者数/損害額を出す地滑り/崖崩れの構造物対策には課題があり、対応が求められている。 |
活用が想定される製品・技術・ノウハウ |
・地滑り対策技術:アンカー工、水抜き工 ・崖崩れ対策技術:アンカー工、表層保護工、補強土工、植生工 |
市場規模 | コスタリカ公的機関(中央政府・地方自治体/市役所・公営企業)は、法令:8488号第45/46条で定める『剰余金(歳入歳出差引額)の3%を国家災害基金に納め、CNE防災活動に充てる』の対象であり、同防災予算を本件に活用するアプローチは一案。 |
関連する公的機関 |
地方自治体【全国81市】、国家災害対策緊急委員会(CNE)、大統領府 公共事業交通省(MOPT)、国家計画経済政策省(MIDEPLAN) |
関連するJICAの方針 |
世界187ヵ国が2015年採択した「仙台防災枠組」(2015〜2030)実現に向け、4つの優先行動【1】災害リスクの理解・【2】災害リスク・ガバナンスの強化・【3】強靭性の為の防災投資・【4】災害への備えとBuild Back Better(より良い復興)で取組推進。 災害発生前/予防・発生後まで、災害マネジメントサイクルの全段階で協力実施。 対コスタリカ共和国 事業展開計画(国別開発協力方針/別紙) 基本方針(大目標)環境分野を中核とした持続的発展への支援 重点分野(中目標)環境保全 開発課題(小目標)気候変動対策プログラム |
関連するODAプログラム・プロジェクト |
・技術協力プロジェクト:中米広域防災能力向上プロジェクトフェーズ2(BOSAI2) ・課題別研修(防災分野) ・ボランティア派遣(防災分野) |
留意点 | 上記「市場規模」法令で定める地方自治体からの納金は滞っており、CNEは同催促の代わりに各市で防災予算執行/支出を求める意向。尚、同予算規模は各市財政で大きな差がある(上記5.4市/2018年例:0円〜約2千万円/市)。 |
リスク | 構造物対策の維持管理体制を、確認することが重要。 |
備考 | コスタリカからの課題別研修生:歴代2,300名超のうち、約45名が防災関連研修に参加。元研修員等は、上記9.市役所/CNEに勤務しており、当地進出時にコンタクトのきっかけとなり得る。 |
参考動画 |
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