民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 03-530-0068)

対象分野 廃棄物管理
対象分野詳細 収集・運搬、中間処理(3R、焼却、コンポスト化、分別等を含む)、最終処分場管理等
SDGsゴール 12. つくる責任 つかう責任
対象国 ナイジェリア
対象地域(州・県名) アブジャ
対象国・地域の現状 ナイジェリアでは急速な都市化に伴い、都市部における廃棄物量増加とその適切な処理が課題となっている。特に、アブジャにはリサイクル処理施設がなく、回収されたプラスチック、ビン、金属(鉄)などの有価物は、ラゴスやカドゥナ等の他大都市にある処理施設に輸送する必要があり、3Rの推進の障害となっている。リサイクルごみについては、アブジャ環境局(AEPB)が回収業務を担っているが、一部民間業者も参入しており、今後さらなる民間企業の参入のための制度設計にも取り組み、リサイクルを推進している。なお、アブジャは行政首都のため産業は少なく、リサイクルごみの大半は住民の生活ごみとして排出され、市内の業者が回収後、中間業者が買い取り、再資源業者に販売され原料として再利用されている。
解決すべき課題 アブジャにおけるリサイクル事業の推進
活用が想定される製品・技術・ノウハウ リサイクル技術(分別、収集、運搬)及びリサイクルプラント
市場規模 リサイクルごみについては、アブジャ市内に10 数社の民間企業およびNGOが存在。
関連する公的機関 アブジャ環境局(AEPB)、連邦環境省
関連するJICAの方針 アフリカのきれいな街プラットフォーム
関連するODAプログラム・プロジェクト 連邦首都圏統合的廃棄物管理プロジェクト
留意点 環境基準や規制の有無、ある場合はその実態をよく考慮した上で、適切な技術提案とすることが肝要。
リスク アブジャ市外(最終処分場のあるエリア等)については安全上、武装警官の傭上が必要。
備考 ・アブジャにおける3Rの推進状況や製品の活用の可能性等実態を調査し、処理施設の持続可能性についてよく考慮する必要がある
・連邦首都区統合的廃棄物管理プロジェクト報告書:https://libopac.jica.go.jp/images/report/12236659.pdf
・リサイクル業者のコンタクトリストは事務所より提供可能。
参考動画

このページは、当機構が契約するスパイラル株式会社情報管理システム「スパイラル」が表示しています。