民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 02-651-0043)

対象分野 環境
対象分野詳細 森林・自然環境保全
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
13. 気候変動に具体的な対策を
15. 陸の豊かさも守ろう
対象国 コンゴ民主共和国
対象地域(州・県名) コンゴ盆地
対象国・地域の現状 コンゴ盆地はアマゾンに次ぐ世界第2位の熱帯雨林を有し生物多様性にも富み、REDDプラスによる温暖化ガスの排出削減に高い潜在能力がある地域である。しかし、人口増加とともに燃料木採集量が増え、森林減少の主な原因の一つになっている。現在、コンゴ民主共和国の丸太生産の9割以上が木材燃料(薪や炭)に使われている。JICAを含む国際援助機関、NGOなどが植林事業に取り組むものの、森林減少は続いている。
解決すべき課題 薪炭に使う木材を生産し、アグロフォレストリーを実施することで、森林減少抑止に貢献し、かつ現地の雇用機会を創出する。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 育種及び種苗の生産、植林、アグロフォレストリーに関連した知識、技術、製品
市場規模 都市部の後背地。なお、コンゴ盆地の周辺国も同様の課題を抱えている可能性がある。
関連する公的機関 環境・持続開発省(Ministre de l'Environnement et Développement Durable)
農業省(Ministère de l'Agricuture)
農業開発省(Ministère du Développement Rural)
関連するJICAの方針 対コンゴ民主共和国国別開発協力指針において「環境保全」は重点課題であり、それに基づき重点プログラム「コンゴ盆地森林保全・管理プログラム」を実施している。
関連するODAプログラム・プロジェクト 上の重点プログラムの主な事業は、以下の通りである。
・国家森林モニタリングシステム運用・REDD+パイロットプロジェクト
・中部アフリカ森林イニシアティブ(CAFI) クウィル州REDD+統合プログラム
・森林・気候変動対策政策アドバイザー
留意点 JICAの協力の中で、クウィル州をパイロットサイトにしたアグロフォレストリーに取り組んでおり、ノウハウ等の情報交換などができる。
リスク コンゴ盆地内には治安や感染症の問題がある地域を含むため、事前に外務省の渡航情報を確認しておく必要がある。
備考 現在、CAFI資金を使って様々な州内でREDDプラスに関わるプロジェクトが実施されている。それらの調整機関がFonds National REDD(FONAREDD)であり、同機関のホームページから各プロジェクトの取組を確認できる。
http://www.fonaredd-rdc.org/portefeuille/
参考動画

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