民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 08-745-0256)

対象分野 保健医療
対象分野詳細 保健医療
SDGsゴール 3. すべての人に健康と福祉を
対象国 キルギス
対象地域(州・県名) 全土
対象国・地域の現状 キルギスにおける死因の80%以上が非感染性疾患であり、特に循環器疾患が全体の半分を占めている。そのほか、腫瘍、消化器疾患、呼吸器疾患が多い。
解決すべき課題 国土が山がちで、農村人口が3分の2のため、特に地方部では医療機関へのアクセスが困難であることから、そのような地域への医療サービスの提供が必要となっている。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ ITを活用した安価なNCD対策、遠距離診察に資する技術・サービス
市場規模 キルギスの人口は650万人であるが、周辺国でも同様の技術は必要としており、市場規模は中央アジア全体で7400万人程。キルギスの保健分野の支出(保健省+強制保険基金の支出合計)239百万ドル。
関連する公的機関 保健省(及び傘下の遠隔医療センター等)、強制保険基金
関連するJICAの方針 2020年3月に改訂された国別分析ペーパーの重点分野A行政・社会サービスの向上における、開発課題として「社会サービスの向上」が規定され、今後、保健分野の案件を実施していく予定。
関連するODAプログラム・プロジェクト
留意点 一般国民はロシア語・キルギス語を使用しており、使用するソフトウェアの現地語化は不可欠である。また国土の殆どに携帯ネットワークがあり、大部分の都市で4G(速度としては数メガ/s程度)の使用が可能。
病院向けサービスであれば保健省や各病院が対象となるが、一般国民をエンドユーザーとするサービスの場合、国民にヘルスケアを提供するための「国家保証プログラム」を管理する強制保険基金が交渉相手となる可能性がある。
リスク ・南部3州での実施は外務省及びJICAの安全管理情報に準拠することが必要。
・カウンタパート省庁の人材、制度、予算の不足が慢性化している点、注意が必要。
・適切なビジネス・カウンターパートの選定がビジネスの上で最重要要素である。
備考
参考動画

このページは、当機構が契約するスパイラル株式会社情報管理システム「スパイラル」が表示しています。