民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 07-569-0203)

対象分野 農業
対象分野詳細 農業機械(灌漑用ポンプ、ドローン等含む)
SDGsゴール 1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
対象国 カメルーン
対象地域(州・県名) 陸稲、水稲栽培が行われているカメルーン全地域(加えて、ギニア、シエラレオネ、コートジボワール等の天水稲栽培の盛んな熱帯雨林全域も想定される)。
対象国・地域の現状 カメルーン国では大都市圏を中心にコメの消費が急速に拡大している一方、コメの国内生産量が追い付かず、輸入に依存している。カメルーン政府は稲作振興戦略文書 (National Rice Development Strategy、以下NRDS) を策定し、JICAは2011年5月から2016年5月まで陸稲生産振興を目的とした「熱帯雨林地域陸稲振興プロジェクト」、また2016年6月より「コメ振興プロジェクト(PRODERIP)」を通じてコメの増産と品質向上、灌漑水稲米の販売量と陸稲米の自家消費量の増加を支援している。
解決すべき課題 当国において、現在主流となっている籾摺り・精米機はSB10タイプで小型(処理能力800kg/時間)ではあるが、小規模陸稲農家向けの少量の精米需要(約10kg/回)に向いていない。小型のキャッサバ粉砕機等は出回っているものの、小型の籾摺り・精米機は出回っておらず、簡易に持ち運びができ、村民からの少量の精米需要にも対応可能な小型の籾摺り・精米機(処理能力100-200kg/時間)の需要が想定される。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 籾摺り・精米機(エンゲルバーグ式でも可)
市場規模
関連する公的機関 農業・農村開発省(MINADER)
関連するJICAの方針 重点分野1「持続的かつ包括的な成長の促進」、開発課題1-1「第一次産業の振興」
関連するODAプログラム・プロジェクト コメ振興プロジェクト(PRODERIP)(技プロ)
留意点
リスク
備考 上述の「コメ振興プロジェクト」、また前身の「熱帯雨林地域陸稲振興プロジェクト」を通じ、精米機の維持管理を含めた適切な精米所の運営管理能力強化を実施している。
参考動画

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