民間企業の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題

(課題シートNo. 04-506-0094)

対象分野 水の浄化・水処理
対象分野詳細 水供給・上水道(水源開発、浄水処理、無収水対策、配水管理、水質検査、顧客管理等)
SDGsゴール 6. 安全な水とトイレを世界中に
対象国 エチオピア
対象地域(州・県名)
対象国・地域の現状 エチオピア国における「安全に管理された水」へのアクセス率は、都市38.5%、村落4.6%、全体11.4%で、サブサハラアフリカ平均値(都市50.0%、村落11.6%、全体26.9%)に比して低い。特に都市部では人口増加に伴う水需要の急増に上水道整備が追い付かず、アディスアベバ等では、ほぼ全域で間欠給水となっており、また高い無収水率も課題となっている。
解決すべき課題 安全な水の確保のために、地方部においてはエチオピアにおける主水源である地下水開発を中心とした新規給水施設の建設及び給水装置の普及、都市部においては無収水対策や施設運営管理体制の強化及び人材育成が急務となっている。また近年都市部においては、都市化及び人口増加に伴う環境汚染が深刻化しており、都市衛生施設を設備することをGTP2において目標にしている。こうした大規模なインフラ整備が求められているが一朝一夕の実現は難しいことから、家庭や学校等、生活拠点ベースでの対応も求められる。
活用が想定される製品・技術・ノウハウ 水道事業体における無収水対策用機材(漏水探知器・漏水修理用資機材など)、各家庭における清潔な水を確保するための手段としての水道機器、家庭用浄水器・整水器など
市場規模
関連する公的機関 ・水技術機構(Ethiopian Water Technology Institute; EWTI):連邦の給水関連技術者の研修機関。
・アディスアベバ市上下水道公社(Addis Ababa Water and Sewerage Authority; AAWSA):首都の上下水道の管理を行う機関
関連するJICAの方針 技術協力、無償資金協力及びボランティア派遣を効果的に活用し、上下水道施設整備と給水サービスの質の向上に資する人材の育成を組み合わせた協力を展開する。同分野において日本は継続的に支援を行っており、都市給水分野では首都アディスアベバの水道公社への無収水対策に関する技術協力、村落給水分野では無償資金協力による地方給水施設整備及び日本の援助で設立したEWTI (Ethiopia Water Technology Institute)(旧称EWTEC)を拠点とした技プロによる人材育成等、我が国ODAは存在感が大きい。今後も我が国援助支援を継続的に展開していく。
関連するODAプログラム・プロジェクト 安全な水へのアクセス向上と都市衛生対策プログラム
留意点
リスク
備考 本件問い合わせ先:JICAエチオピア事務所
(代表メール) et_oso_rep@jica.go.jp 
(代表電話)  +(251)-11-5504755
参考動画

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